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月別アーカイブ: 2025年8月

照明器具取り付けのセンスと技術

皆さんこんにちは!

 

東京都荒川区を拠点に電気設備工事・通信工事を専門としており、大手建設現場やオフィスビル・店舗、一般住宅まで大小様々な規模の電気工事を手掛けている

株式会社松本電設、更新担当の富山です。

 

第4回:照明器具取り付けのセンスと技術

〜“明かり”は空間をデザインする〜

今回は、電気工事の中でも“空間演出”の要とも言える「照明器具の取り付け」について、プロの視点から掘り下げてお話しします。

照明は単なる“灯り”ではありません。

空間の雰囲気を決定づける、大事な“インテリア要素”であり、しかも使いやすさメンテナンス性も問われる、高度な設備機器です。


■ 照明器具工事の基本

 

まずは基本的な流れを見てみましょう。

  1. 照明計画(設計)

  2. 配線ルートの確認

  3. 天井・壁内の下地確認

  4. 器具の位置決め

  5. 取り付け・通電試験

照明器具の設置では、わずか数センチの位置ズレでも印象が大きく変わります。

特にリビングや店舗のダウンライト、ペンダント照明は、見た目が空間の印象に直結するため、取り付け位置の“センス”が問われます。


■ 技術だけでは足りない“センスの力”

 

たとえば…

  • 食卓の上のペンダントライトは「中央」に吊るすのが基本。でも、ダイニングテーブルの位置が微妙にズレていたら?

  • ギャラリーや美容室などでは、照明の「照射角度」によって影が落ちる位置が変わります。美しく見せるにはどの角度がベストか?

こういった細かい調整は、単なる施工だけでは対応できません。

お客様のインテリアイメージ使い勝手を事前にしっかりヒアリングし、空間全体を見渡す目が必要です。


■ 器具選定にもプロの目が光る

 

最近では、LED照明の普及により、選べる器具の種類も格段に増えました。

調光対応、防水仕様、人感センサー付き…選択肢は多岐にわたります。

私たちは、お客様のライフスタイルや空間の用途に応じて、最適な器具を提案しています。

以下はよくある提案例です:

  • ホテルの客室: 調光付きダウンライト+間接照明で落ち着いた雰囲気を演出

  • 事務所: 高演色性LED+グレア(まぶしさ)対策で快適な作業空間を

  • キッチン: スポットライト+センサー式照明で利便性を向上

こうした選定は、照度だけでなく、消費電力、寿命、メンテナンス性も加味して判断します。


■ 「使う人」を意識した施工

 

照明は、「つけて終わり」ではありません。

最も大切なのは、その空間で過ごす人の目線です。

  • リモコンの位置は使いやすいか?

  • 点灯・消灯のタイミングは快適か?

  • メンテナンス時に脚立が届く高さか?

こうした細かい部分を考慮してこそ、真に“使いやすく、美しい照明”が実現します。


■ まとめ:明かり一つで、空間は変わる

 

私たち電気工事のプロが照明工事にこだわるのは、それが単なる設備ではなく、**「空間を彩る演出の一部」**だからです。

明かり一つで、空間は温かくもなり、冷たくもなります。

人の心を癒したり、集中力を高めたり、集う人の会話を弾ませたりもします。

そんな“空気感”をつくるお手伝いができるのが、照明器具取り付けの魅力。

私たちは、これからも「技術」と「感性」を磨きながら、皆さまの暮らしを明るく照らしていきます。

 

 

 

次回もお楽しみに!

株式会社松本電設では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!

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改修工事での電気工事の難しさと工夫

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第3回:改修工事での電気工事の難しさと工夫

〜見えない部分にこそ、プロの知恵と経験が光る〜

今回のテーマは「改修工事における電気工事の難しさと、その工夫」についてお話しします。

電気工事というと、「新築工事」の印象が強いかもしれませんが、実は「改修工事」こそ、プロの技術力と経験値が問われる現場でもあります。


■ 改修工事と新築工事の大きな違い

 

新築工事では、何もない状態から配線や器具設置が始まるため、図面通りに施工すれば概ね問題なく進みます。

しかし改修工事は、「既存の建物」という制約の中で作業することになります。

たとえば…

  • 既存の壁や天井が解体できない

  • 古い配線や器具がそのまま残っている

  • 図面が存在しない/現状と異なる

  • 電源を切れない状況(施設が稼働中)

このような条件が重なると、単なる配線作業でも一気に難易度が上がります。


■ 改修工事ならではの“難しさ”

 

◎ 現場ごとに異なる「正解」

 

新築工事では、ある程度“型”が決まっていますが、改修工事では「この建物、このタイミング、この設備環境」でのベストなやり方を探さなくてはなりません。

つまり、「一つとして同じ現場がない」のです。

古い建物になるほど、既存の電気配線は複雑に絡み合い、どこに何がつながっているのかが不明なケースも。

中には、数十年前の規格で施工された電線がそのまま使用されている現場もあります。

私たちは、まず現地調査を徹底的に行い、既存の配線・機器・系統を“読み解く”ところから始めます。

これはまさに、建物の中にある迷路を、図面なしで探検するような作業です。


■ プロが工夫していること

 

① “隠す”だけでなく“整える”

 

改修工事では、天井裏や壁内部の配線を「新設」「延長」「撤去」する作業がメインになります。

特に古い建物では、スペースに余裕がないこともしばしば。そこでプロが工夫するのは、美しく、整った配線処理

電線を束ねる、曲げる、支持材を使って固定する…そういった小さなひと手間が、後々のメンテナンスやトラブル回避につながります。

② “止めずに動かす”工夫

 

たとえばオフィスビルや工場など、施設が営業中でも工事をしなければならない場合、電源を止めずに改修を行うこともあります。

このとき私たちが行うのが「仮設電源」や「夜間施工」の導入。

お客様の業務に支障が出ないように配慮しながら、確実に配線を切り替えていく必要があります。

③ 「ないものは作る」精神

 

既製品の配線部材や器具が使えないケースも多々あります。

そのときは、現場に応じて板金でボックスを自作したり、アダプターを加工したりと、柔軟な対応力が必要です。

設計力と現場対応力、両方を求められるのが改修工事の電気設備工事なのです。


■ 改修工事の価値を最大化するには

 

電気設備の改修は、「見た目」にはあまり変化が見えないかもしれません。

ですが、その裏では古い設備を新しい命で甦らせるプロの手仕事が息づいています。

安全性の確保、利便性の向上、将来的な省エネ効果――それらをすべて意識して工事を行うことが、私たちの役目であり、誇りでもあります。

 

 

次回もお楽しみに!

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